一般財団法人日本似顔絵師協会設立説明会 東京会場
平成24年6月18日開催
6月18日(月)に一般財団法人 日本似顔絵師協会設立説明会が東京会場にて行われました。30名以上の方々にお集まりいただき、当協会理事長の牧野より協会の方向性について、常務理事の中村より当協会のメリットについて、そして協会理事の安酸より「著名人とパブリシティ権について」の講義を行ないました。講義の中では、パブリシティ権(著名人がその氏名、肖像その他の顧客吸引力のある個人識別情報の有する経済的利益ないしパブリシティ価値を排他的に支配する権利)についてや、本年2月の最高裁での「ピンクレディ事件」の判決について等を取り上げ、似顔絵を描くにあたりパブリシティ権がどのように関わってくるのかを教えていただきました。
講演後の質問時間では似顔絵師の方々から活発にご質問をいただきました。似顔絵師が自分のホームページの中で著名人を描いた絵を掲載することや、席書きの際、自己の腕を示すための目的で、著名人の似顔絵を飾ることは違法なのか否かという質問には、講演の中でも説明のあった「ピンクレディ事件」の中での「パブリシティ権を犯す3つの形」を上げ、その形のどれにも該当しないため問題はない、と回答に、似顔絵師一同安心していました。
説明会後は懇親会は大変盛り上がり、夜10時30分ごろまでに及び、似顔絵を描く者同士の仲を深め合う場となりました。