理事長が朝日新聞にて紹介されました。
日本似顔絵師協会理事長:牧野常夫が平成24年7月29日(日)朝日新聞 <ひと> にて紹介されました。
「肖像と名前を無断でテレビCMに使われた」と英国の俳優が日本の菓子メーカーを訴えた「マーク・レスター事件」の判決から36年。2月、最高裁が著名人の「パブリシティー権」を認める初の判断をしたことが背中を押した。
似顔絵業界もパブリシティー権を侵害してはいけない」。5月に一般財団法人「日本似顔絵師協会」(事務局・東京)を設立。全国に500から600人いるという絵師たちの研修や交流を進める一方、モデルとなる著名人を募り、似顔絵の展示や販売をする。
日本の似顔絵のルーツは浮世絵だという。「江戸時代の絵師は歌舞伎役者の個性をとらえ、ブロマイド代わりに売った」。顔の表情だけでなく手の動きも極端に誇張したのが、東洲斎写楽。「私たちをアッと驚かすような『平成の写楽』が現れてほしい」。来年5月には「現代日本美人似顔絵展」と銘打った展覧会を東京で開く。
愛知県でパソコン教室を経営。全国展開し、最盛期には5万人の生徒を数えたが、経営不振で2005年に売却。検定試験の主宰団体に勤める傍ら、趣味の似顔絵を生かせないか考えてきた。「やはり自分は仕事人間なんですね」。
似顔絵は時の権力者を批判し、愉快に笑い飛ばしもする。
「毒があるからこそ、庶民の本音や世の中の真実が見えてくる。似顔絵は社会の財産です」。